柴田礼子のカオハガン日記


2日目 4月18日(火) 「カオハガンの風に吹かれた日」

今日は午前中に、崎山さんの新しいお家の一部になる、風の気持ち良いベランダ(そこは、崎山さんの書斎になるらしいのだけれど、私にはベランダにしか思えないすてきな所)で、今回のプロジェクトの打ち合わせを行った。 

前回は、私もただ遊びに来ただけで、島の何が素材として使えるか、普段、ここの小学校でどんな事が行われているのか殆ど知らないので、今回はとりあえず、様々な事を試すという事で、いろいろやらせていただくことになった。 

問題は言葉で、ここカオハガンは、フィリピンでもビサヤ地方という所で、タガログ語ではなく、ビサヤ語というものを話すのである。 スペイン統治時代の名残りがあり、スペイン語の影響をかなり受けていて、それは、人々の考え方や習慣にも現れている。

ビサヤ語もほんの少しだけだが、覚えたつもりでいたが、結局、全く忘れてしまっている。 私の英語は相変わらずひどいものだし、崎山さんはあさって、日本に行ってしまうし、この先、どうなることやら・・・。

でも、今日は、崎山さんが特別に私達ゲストの為に、レチョン(豚の丸焼き)を用意して下さった。 もちろん、レチョンは島の人達に作ってもらうので、この日は、島の人達を交えた楽しい宴会になった。 ちなみに、レチョンは、小さい方がおいしいと判明した。

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