オルフって?

カール・オルフ
Carl Orff (1895〜1982)

ドイツ、ミュンヘンに生まれた作曲家、音楽教育家。ミュンヘン音楽大学で学び、子どもの新しい音楽教育を構想しました。それが“オルフ・シュールヴェルク”として今日、世界中に知られているものです。その中心は『子どものための音楽 ( Musik fur Kinder ) 』という5冊の本。これはバイエルン放送で5年間にわたり放送された作品。オルフは、“音楽教育は「母国語」からはじめるべき”ということや“音楽教育は「創造的」でなくてはならない”など、さまざまな新しい教育理念を打ち出しました。またオルフ楽器の開発やオルフ・シュールヴェルクの中央機関としての「オルフ研究所」
( Orff−Institut ) の設立、曲集の出版と、オルフは自らが着眼した音楽教育へのアプローチを独自な方法で行いました。そして、彼の考え方の中でも特に注目すべきことは、“オルフ・シュールヴェルクやオルフの理念は、時代や文化によって常に変化していくべきだ”ということにあるでしょう。
現在、オルフの理念や方法は、世界中で研究・実践されています。
日本でも1954年ごろから紹介され今日に至っています。

もどる